2013年1月2日水曜日

Androidエミュレーターを高速にする

重くて遅いAndroidエミュレーターを高速に動作できるよう設定をしてみます。

Intel Hardware Accelerated Execution Manager(HAXM)をインストールして、Intel x86 Atom System ImageのシステムイメージでGPエンコーディングをONにしたエミュレーターを作成することで高速に動作させることができます。

作成の手順は以下にまとめます。


Intel Hardware Accelerated Execution Manager (HAXM) のインストール

HAXMのセットアッププログラムは以下のフォルダーにあります
[AndroidSDKホーム]\sdk\extras\intel\Hardware_Accelerated_Execution_Manager

フォルダにあるIntelHaxm.exeを起動します



セットアップウィザードが起動するのでNextを押します


メモリーの上限値を設定します。今回はDefaultのままNextを押します。
ちなみにセットアップ後に変更したい場合は、再度セットアップウィザードを起動すると変更できます。


Installボタンを押下して、インストールを開始します


セットアップ完了です。


エミュレーターの作成

Android仮想デバイスマネージャーを起動して、AVDを新規に作成します。




設定パラメーターは、以下のポイントにまとめます。

・CPU/ABI
「Intel Atom (x86)」 を選択する
選択するには事前にSDKマネージャーでIntel版のシステムイメージをダウンロードしておく必要があります。
今のところ、最新バージョン(4.2 [apiレベル 17])まで用意されていないようで、一世代前のバージョン(4.1 [apiレベル 16])までしか用意されていない

・Emulation Option
「Use Host GPU」にチェックをつける




エミュレーターを起動します。


初回は時間がかかりますが、ARM版と同じように利用できます。


あたりまえのことですが、NDKの開発ではC言語による開発になる為、ARM版、Intel版を意識する必要がありますが、Javaでの開発ではCPUによる違いはありません。

同じようにアプリの検証やテストをすることができます。
サクサク動くIntel版で検証したほうが効率がよいため、Javaでの開発であれば積極的に利用することをお勧めします。

以上です。



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